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ガラス彫刻 ミニ知識

このページの目次
サンドブラストによるエッチング    サンドブラスト・エッチングの製作手順
サンドブラスト・エッチングの彫刻形状           彫り方のいろいろ

このページはガラス彫刻についての用語や内容の解説コーナーです。私の独断と偏見も多分に混じった解説ですが、ガラス彫刻になじみのない方にも少しでも親しみをもっていただければ幸いです。


サンドブラストによるエッチング

サンドブラストとは圧縮空気で細かい砂(研磨材)を吹き付けてガラス等の表面を削る技法です。ガラスだけでなく、金属のさび落としや表面処理などにも使われます。

エッチングとは表面彫刻のことで、銅板版画の原版製作がエッチングの言葉でよく知られています。方法としては引っかく、酸や薬品による腐食、サンドブラスト等があります。

ガラスのエッチングでも同じように各技法があります。
ダイヤモンド・ポイント・ペンで引っかくグラスリッツェンは手間のかかる技法で芸術や趣味の分野で使われています。
商業ベースに乗った方法は酸による腐食とサンドブラストですが、腐食法は酸の廃液処理の問題があり、設備を整えた比較的大規模生産向きです。
小ロット生産のエッチングにはサンドブラストが中心に活用されています。
また、サンドブラストによるエッチングでは「彫り方のいろいろ」で述べるように変化に富んだ彫刻ができるという特長があり、ガラス工芸の一分野をなしています。


サンドブラスト・エッチングの製作手順

イラスト「マスク貼り付け」
マスクの貼り付け
アルコール等でガラス素材の表面の汚れや油分を落とし、その上にマスクフィルムを貼り付ける。
イラスト「養生」
養生
マスク面以外の露出部分に保護用のカバーをかけて、彫刻部以外を全ておおう。このとき、わずかでもカバーに隙間があるとガラスに傷がついてしまうので全体を確実にカバーする必要がある。
イラスト「彫刻作業」
彫刻作業
ノズルで圧縮空気とともに研磨材を吹き付けて彫刻をする。このとき研磨材が周囲に飛び散らないようにのぞき窓のついた箱の中で作業を行う。
マスクフィルムについて
ガラスを保護するシートのことで、彫刻したい部分にだけ窓をあけ、その他の部分をカバーします。
マスク材料としては吹き付ける研磨材の衝撃を吸収してガラス表面に傷を付けない軟質樹脂やゴムのシートが一般的に使われます。
彫刻内容や目的によって、アートナイフ等を使い手作業でくりぬきする場合と製版方式で仕上げる場合があります。
イラスト「完成」完成
仕上げ
マスク、養生をはがす。

マスク貼り付け用の接着剤や付着した研磨材を洗い流す。

乾燥させて出来上がり。
イラスト「着色、塗装」
着色、塗装
必要に応じて、コーティング剤の塗布、着色等を行う。この行程はマスクや養生をはがす前に行うことで彫刻部以外に塗料のかかることを防ぐことができる。

上記のような作業でガラスのエッチングができ上がるのですが、マスクや養生がかぶったままでの彫刻作業中はエッチングの仕上がり具合がわかりにくいものです。マスクや養生をはがしてはじめてブラスティングの不足や過剰、養生もれの傷に気づくことが多く、このへんは経験と勘がものをいう部分です。
また、ブラスティング中にマスクの一部が浮き上がったり、吹き飛んだりするとそこに砂が当たって作品をだめにしてしまいます。砂の散った作業台にガラスがこすれても傷がついてしまいますので注意が必要です。




サンドブラスト・エッチングの彫刻形状

基本的にサンドブラストでエッチングしたガラスの彫刻部分の断面は下図[A]のようになります。
研磨材を部分的に集中して当てることで下図[B]のような「なだらかなくぼみ」を作ることは可能ですが、谷の部分がV字に切り立った形(下図[C])に彫刻することはできません。
まとめますと、丸い凸や凹、角張った凸はできますが、角張った凹はできないということです。
この基本的な特性を生かしながら「彫り方のいろいろ」で述べる様々な彫り方を展開することで美しいガラス彫刻が生まれます。

通常の断面形状・図解
なだらかなくぼみ・図解
V字状の穴・図解
[A]
サンドブラスト・エッチングの断面形状
[B]
なだらかなくぼみは作れる
[C]
V字状の穴は作れない

通常、深くデザイン彫刻をしたガラスは非彫刻面が鑑賞面です。(注1)  上図で言えば、下側から見る形になり、透明なガラスを通して彫刻部分を見ることになります。
彫刻した部分はスリガラス状に白っぽくなり、それが飛び出して(浮き出て)見えます。一般の彫刻物とは異なり、削り込んだ空間がオブジェクトを形成しているといえます。
 
注1 : ワインボトルやグラス類などは内側に彫刻できませんので彫刻面が鑑賞面になります。
光沢のあるガラス面と彫刻肌とのコントラストや彫り込んだ立体感が楽しめます。



彫り方のいろいろ

彫刻面の違いとして     表彫り/裏彫り
彫刻する深さから      浅彫り/深彫り
彫刻形態から  平彫り/二段彫り/段彫り
等のバリエーションがあります。さらに、これらを組み合わせることでいろいろな表情が得られます。



表彫り ガラスの鑑賞面(表側)に彫刻するのを表彫りといい、乳白色のスリガラス状に見えます。視覚的には平板な感じですが、鏡に表彫りした場合には彫刻面が鏡面(ガラスの裏側)で反射した光にも照らされてさらに白く浮かび上がります。
裏彫り
鑑賞面と反対側(裏面)に彫刻したもの。裏彫りで深く彫刻すると、彫刻部分の周囲(彫刻の無い部分との境目)が光を拾って輝きます。光の屈折によって生まれる効果で、ガラス彫刻の最大の魅力はこの輝きであるといえます。
また、鏡の裏彫りでは銀メッキの層を削り取ってしまうので彫刻部分はスリガラスの状態になります。(彫刻部分は鏡では無くなります)
輝きと影・図解




浅彫り 彫刻深さに対する基準として絶対的ななものはありませんが、私は彫刻の無いところとの段差として爪がちょっとひっかかる程度(0.2mm位?)までを浅彫りとしています。
強度的に見て板厚が薄い場合は浅彫りで留めた方が良いでしょう。タンブラーやワイングラス等のグラス類は通常、浅彫りの表彫り(基本的に内側への彫刻が困難であり、また飲食物と接触する部分に凹凸があるのは好ましくないため)となります。
深彫り 裏彫りした場合に上で述べた輝きの効果が生まれる深さでの彫刻。通常0.5mm程度の段差があれば、はっきりと輝きがでてきます。ただし、細かい絵柄や文字をあまり深彫りするとえぐれたような感じになり、美的効果としてマイナスになることもあります。




平彫り
彫刻部分全体を平均的な深さで彫刻したもので、最も基本的な彫り方です。浅彫りの場合はスリ加工と言うこともあります。
平彫り向きの絵柄の原稿としては、白い紙に黒いサインペンで描いた絵だといえます。基本的に彫るか彫らないかの世界なので、グレーなどの中間色を表現することはできません。

ガラスの断面
(赤色の部分が彫刻部)
平彫り断面・図解

二段彫り
深彫り部分と浅彫り部分を組み合わせて絵柄を表現します。花柄で例えると、花びらの輪郭を深彫りし、花びらの中を浅彫りします。平彫りの場合のように隣の花びらとの間を透明な線(彫らない線)で区切ることなく花を表現できます。
ガラスの断面
(赤色の部分が彫刻部)
二段彫り断面・図解

彫刻手順としては、輪郭部分を深彫りした後に輪郭の中のマスクをはがして浅彫りするため、やや手間がかかります。

段彫り
ガラス彫刻の最高峰といえる技法です。断面がノコギリの刃のような形に彫刻することで立体感を表現します。製版で作るマスクではできない彫刻方法です。アートナイフ等を使って手作業でカットしたマスクの一面、一面をめくりながら彫刻します。格段に手間のかかる彫刻方法ですが、平彫りや二段彫りでは表現できない美しさがあります。

ガラスの断面
(赤色の部分が
彫刻部)
段彫り断面・図解
彫刻手順を花の彫刻を例にとって説明します。
マスクに絵柄の輪郭に沿って切り込みを入れます。
絵柄の中で一番手前に見える花びら部分のマスクをめくり、隣の花びらとの境目を中心に彫ります。
次に手前から見て二番目の花びらをめくって先ほどと同じように彫ります。このとき先に彫った花びらとの境界付近は軽く彫らないと一番目の花びらとの区切りが無くなってしまうので注意が必要です。
このようにして順次一面一面を彫り進めて完成させます。



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